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前回新島へ洋上飛行だったため、今回は山岳飛行&空港給油を企画。お盆休みに新潟&山形を計画した。ところが前線が日本列島に停滞したため長雨となり、急遽長野&松本に変更となった。
幻となった新潟&山形ルートと停滞した前線 まるで秋雨前線の様相

天候の回復を待って、長野&松本を設定。
・往路 浜北滑空場→霧ヶ峰滑空場→長野滑空場→松本空港
・復路 松本空港→浜北滑空場
そして途切れた前線

8/13浜北滑空場で離陸準備を手伝ってくれたクラブ員のフライトを実施した後に離陸、天竜の山岳地域を6500ftで通過した。山岳の峰と高圧電線、雲海は中々のプレッシャーだ。前日まで雨天だった為、雲に阻まれるかと警戒したが、佐久間ダムを経由し伊那盆地へ入ることができた。伊那盆地は天気が良かったが、チェックポイントに設定した駒ヶ根ICがくせ者だった。同じような地形が続き各ICの見分けが付きにくく、スキー場とサービスエリアを必死に探し、何とか駒ヶ根ICを見つけ出した。
伊那盆地 6500ft

霧ヶ峰滑空場へ接近するため徐々に高度を7500ftへ上昇、積雲を避けつつ諏訪湖を経て霧ヶ峰滑空場へ接近。滑空場へは事前に連絡をしており、活動の邪魔をしない様ゆっくり接近してご挨拶をした。よその滑空場を上空から見ることは余りないため、新鮮だった。
霧ヶ峰滑空場 7500ft

上田を抜けて長野滑空場へ向かうつもりが積雲に阻まれる。仕方ないので雲の外周沿いに回り込む。雲を避けつつ8500ftまで上がるが、とても越えられそうにない。雲の切れ間から上田市街地を眺めつつ長野盆地へ進む。長野滑空場は千曲川と犀川の合流点にあり分かり易い。長野滑空場も活動中で、活動の邪魔をしない様ゆっくり接近してご挨拶をした。滑空場に接近する場合、事前に連絡して活動状況を確認した方が良い。長野滑空場上空を通過し、長野市街地を確認したら松本空港方面に進路を変更した。尚、着陸後指摘されたが普段8500ftなど上がらないため、IAS(Indicated Air Speed)からTAS(True Air Speed)への変換はすっかり頭から抜けていた。
積雲の外周沿いに回り込む 8500ft

長野盆地を望む 8500ft

長野盆地から松本盆地を望むと雲の列が行く手を阻む。高度を下げて雲を下へ。結局6500ftまで高度を下げた。松本盆地内に入ってしまえば雲は少なく、松本市街地へ向かい松本空港にコンタクト。着陸に向けて高度を下げていく。松本市街地で4000ft、松本空港は標高2157ftなので高低差約1900ftなのだが、感覚的には高く感じる。空港にはRunway36で着陸。立派な空港だ。エプロンに停止すると、即座に給油車が駆けつけてきた。40Lしか給油しないのに物々しいことになった。
無事松本空港に着陸 立派な空港です。

給油風景 松本空港でもいずれアブガスは無くなるそうです。

松本市内では、松本城と開智学校を見学、美ヶ原温泉郷で温泉を堪能しました。
(だんだん雲が張り出してきています。)

8/14直通バスで松本空港へ。お土産を買って離陸準備です。雲底は6000ft程度のため、4500ftで松本盆地を離れる予定。離陸してみるとやはり雲が低い。迂回しつつ伊那盆地へ。伊那でも4500ftをキープ。飯田を越えて天竜の山岳地域に入るとやはり雲底が低い。雲上飛行も無理そう。雲と峰の僅かな隙間を狙うか?「左60度ずらして3分間」と迫田教官から指示。天竜川の谷に向かって変針。「元の針路に戻して」。指示が飛びます。しかし山が気になって操縦もグダグタだ。「右60度ずらして3分間」「元の針路に戻して」なんとか峰と雲を迂回して、気がつけば平野部が見えてきた。浜北滑空場にコンタクト。「船明ダムからストレートイン」。無事着陸できました。
雲が低い

浜北が見える

普段の平野部と違い山岳部は非常に気を遣い、なかなか貴重な経験ができました。ご指導頂いた迫田教官、サポートしてくださったクラブ員の皆様にはとても感謝いたします。ありがとうございました。
・浜北滑空場→霧ヶ峰滑空場→長野滑空場→松本空港

・松本空港→浜北滑空場

2025/8/16 林 健二
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